カテゴリー「06.磐越西線」の2件の記事

2008年2月10日 (日)

2008年2月 東北・北関東の旅 2日目

■SL冬紀行再挑戦と東北新幹線

撮影地1: 磐越西線 関都-川桁間  撮影地地図

2日目は当初午前中は、磐越西線を更に西に行き新潟県内に入って絶景ポイントで撮影をする予定でいた。しかし前日あまりよい成果が得られなかったので、急遽予定を変更し、SLを撮影を敢行。しかも追っかけはせず、よい場所が確保できるよう1箇所に絞ることに決定。場所は、関都-川桁間の踏み切り。昨日最後に撮影した場所に決めた。
この場所をSLは11時頃通過するが、なんと3時間前の8時に到着。

が、なんとその時間にすでに6人ほどのてっちゃんが構えているではないか!
しかもこの方々、相当年季の入ったてっちゃん。年齢はどうみても60歳はゆうに超えている。一人3台はカメラを保有。そのうちの一人は、2メートルを超える巨大な三脚に1000ミリの超望遠レンズ。もう一人は、なんと雪を積み上げて1メートルほどの土台を作り、その上に三脚を立てている。

圧倒されながら、横のあいたスペースに三脚を立て準備。この方々にしてみれば私などまだ小僧だ。年齢的にもてっちゃん暦でみても。。。

昨夜から今朝にかけて20cmほどの雪が積もっている。雪景色はよいが、磐梯山は見えない。何本か通る普通電車や快速を撮影。

快速あいづが雪を巻き上げて走る
快速あいづが雪を巻き上げて走る posted by (C)よっち

時間が近づくにつれ、更に人が増える。30分ほど前になると、20人は集まってきた。
ふとレンズを見ると、前方の踏切近くにもてっちゃんが構えているのに気づく。

遠くにもカメラを構えるてっちゃんが見える
遠くにもカメラを構えるてっちゃんが見える posted by (C)よっち

通過予定時間15分前、いきなり一人の男がやってきて、私と筋金入りのてっちゃん爺さん集団の間に割り込み、三脚を立て始めた。男は土台を固めるために雪を足でドシドシ踏んづけている。やばいなあ、っと思っていたら案の定、筋金てっちゃんの一人がいきなり怒鳴った
「おい、このやろう、そんことしたらオラの三脚がずれるじゃねーか!」
「こんな時間にきて何考えとるんじゃ!」
「こういうときはなあ、上り1本、下り1本で勝負するんだよ。ずっと追っかけしてていい写真がとれるもんじゃねー!」
怒鳴る筋金じいさんをまったく無視してその男は三脚をたて、2台のカメラを固定し始めている。
「おい、聞いてるのかこの野郎!」
「頭来た。オラもう撮る気うせた」
なんとその筋金爺さんは、腹を立ててカメラから離れてタバコを吸っている。そしてとうとう、SLが来ても、その爺さんは撮影することはなかった。

肝心の私はというと、その剣幕に圧倒されたのかどうかは定かではないが、やや逆光ぎみの被写体にうまい具合に露出が調整できず、このような結果に。。

雪を蹴飛ばしながら走る
雪を蹴飛ばしながら走る posted by (C)よっち

走れSL 会津冬紀行号
走れSL 会津冬紀行号 posted by (C)よっち

SL通過後、その土壇場オトコは次の撮影地に向かうらしく、そそくさと撤収を始めている。筋金爺さんは、まだ怒りが収まらないらしく、罵声を浴びせている。
「おい、おまえ、今度は気をつけろよ。」
オトコはこの後に及んで口答えをはじめた。
「何が悪い?爺さんのカメラにさわっちゃいねーし、こっちはこっちのやり方があるんだよ」
爺さん、完全に堪忍袋の尾が切れた。
「てめーやる気か?」
あわてて周りの爺さん仲間が止めに入る。

それにしてもすごい。爺さんも、その割り込みオトコも、それはそれで人生かけてますなあ。

■撮影地2: 東北新幹線 福島-郡山間 撮影地地図

私は喧騒の磐越西線を離れ、郡山から福島の手前まで北上、その後順に南下しながら、東北新幹線を撮影。

福島駅付近 200系は最近あんまり見ないね
福島駅付近 200系は最近あんまり見ないね posted by (C)よっち

M4系 MAX
M4系 MAX posted by (C)よっち

E2系
E2系 posted by (C)よっち

E2系
E2系 posted by (C)よっち

郡山から磐越道をいわきに抜け、2日目の行程を終えた。
てっちゃん魂のぶつかり合いに驚愕した1日であった。

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2008年2月 9日 (土)

2008年2月 東北・北関東の旅 1日目

2008年2月9日~11日の3連休を利用して、福島県、茨城県へ鉄道撮影の遠征旅行に出かけた。3日間の行程は図のとおり。主なターゲットは以下のとおりだ。
①磐越西線のSL D51の撮影
②東北新幹線の撮影
③常磐線の撮影

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■1日目: 磐越西線SLの追っかけ

撮影地1: 郡山駅

2月9日未明に自宅を出発、16号から東北自動車道を北上、早朝郡山に到着した。距離いして260Kmもの運転だ。

天気はラッキーなことに晴れ、郡山市内は日陰に雪が残るものの、道は完全にドライな状態だ。

まず最初は郡山駅構内で、入線するSLを撮影。早くもホームにはてっちゃんが集団と化してSLが入線するのを待ち構えている。さすがはD51だけあって、今回の旅行はかなり競争の激しいものになりそうだ。

SLの到着を待つ鉄っちゃんの集団
SLの到着を待つ鉄っちゃんの集団 posted by (C)よっち

1番線ホームにD51が到着 (ヤッターマンみたい)
1番線ホームにD51が到着 (ヤッターマンみたい) posted by (C)よっち

反対側のホームから入線するD51を撮影し、おもむろに駅を発つ。これから少なくとも下りで2箇所は撮影を試みる。このような催し物の列車は運行速度が遅く、車であれば簡単に追い越すことが可能なので、いわゆる追っかけをすることができる。

■撮影地2: 磐梯熱海~中山宿間 撮影地地図

2箇所目の撮影地は、郡山から西へ約20Km、磐梯熱海と中山宿の駅間に位置する有名な撮影ポイント。やや高台を磐越西線が走る下の田んぼから撮影をする。線路が坂道になっているため、SLはたくさんの煙を吐く。
到着予定の30分前に到着するが、すでに撮影箇所は、多くのてっちゃんがSLの到着を待ち構えている。ゆうに50人はいる。

みんな田んぼのあぜに50cmほどの間隔を置きながら並んで三脚を立てている。前の列のあぜ道はすでに満員状態。仕方なくその後ろのあぜ道に並ぶ。線路が一段高くなっているので、後方につけても前の人たちは邪魔にならない。

すごいカメラの数
すごいカメラの数 posted by (C)よっち

やってきました!SL会津冬紀行号。この臨時列車は、ちょうどこの3連休しか運行されないのだ。だから人がこれだけ集まる。この場所がSL撮影の有名ポイントなのがわかる。すごい蒸気をはきながら坂道を苦しそうに登っていく。

D51が煙を立ち上らせて坂をのぼる
D51が煙を立ち上らせて坂をのぼる posted by (C)よっち

■撮影地3: 翁島-磐梯町駅間 撮影地地図

このSLを追っかけ追い越して、西にさらに30Km、翁島と磐梯町の駅間にあるS字のカーブの場所に移動する。磐越西線は、基本的に会津磐梯山の南を東西に走っているので、通常であれば、電車を横向きに撮らないと、磐梯山が背景にはいらない。しかしこの場所ではS字に大きくカーブしているので、やってくる電車の正面を撮りながらその背景に磐梯山を入れることができるのだ。

天気は快晴、磐梯山は雲ひとつなく麓から山頂まではっきり眺めることができる。

場所に着くとここにもすでに30人ほどのてっちゃんが、すでに陣取りを終えている。辛うじて線路に近い場所にまだスペースがあったので、確保に成功。
その後もどんどん人がやってきて、明らかに線路に近すぎる場所にまで人が立ち始める。

線路は単線で、上り電車は背後からやってくる。あたりは一面の雪景色。雪があると電車の音は吸収されてあまり聞こえなくなるから、更にやばい。

SLを追い越した会津ライナーが通る。試し撮りをする。最高の構図だ。

磐梯山を背に
磐梯山を背に posted by (C)よっち

11時40頃、D51がやってきた。てっちゃん全員に緊張が走る。連写するシャッターの音だけが響く。人だかりに気づいた運転手が汽笛を鳴らす。やがて線路を列車が通り過ぎる。たくさんの乗客が窓の外の集団を興味深く眺めているのが目に入る。

かつてはこんな風景が日本中で見られた
かつてはこんな風景が日本中で見られた posted by (C)よっち

■撮影地4: 笈川~堂島間 撮影地地図

その後、SLは会津若松で折り返すため、一旦SLを離れ、喜多方周辺で、普段の磐越西線の景色を撮影。会津若松以東の喧騒から離れ、本来の福島の冬がそこにはあった。

冬の東北を行く
冬の東北を行く posted by (C)よっち

■撮影地5: 山都・喜多方間  撮影地地図

喜多方 一ノ戸川橋
喜多方 一ノ戸川橋 posted by (C)よっち

撮影地6: 翁島-磐梯町駅間 撮影地地図

夕方、会津若松から折り返しの上りを撮るために再び喧騒の地へ。
一箇所目は翁島付近の踏み切り近く、カーブを描いてやってくるSLを撮ることにした。
ここにもすでに多くの人がカメラを構えている。150mほど郡山寄りにも別の踏切があって、カメラを向けている人々がいる。これは困った。

てっちゃんは自分のカメラアングルに他のてっちゃんが入ることを嫌う。たとえそれが豆粒ほどの大きさだとしてもだ。 私の今おかれている状況は、自分が構えようとしていた踏切付近にはすでに他のてっちゃんによって場所が撮られている。その前に三脚を立てることはできない。したがって、後ろに立つしかないが、彼らが自分のカメラアングルに入らない後ろの位置まで、下がらないと、自分のカメラに余計な人影が写る。しかし、あまり後ろに下がりすぎると、その更に後ろに位置する踏切付近で、構えている人のカメラに自分が入ってしまうのだ。

案の定、自分が三脚を立て始めた位置はNGらしく、後ろから罵声を浴びる。
「すみません。そこ入っちゃうのでどいてもらえませんかあーー」

こういう場合に行う対策は、3つくらいしかない。
① 前のてっちゃんの前に屈んで入れてもらう。
② やや線路脇から離れ、木陰に隠れるようなポジションを決める。
③ この場所をあきらめ他に移動する。

①をやる勇気はなかった。③をやるにしても、どの場所も同じような状況なのはあきらかっだった。そして選択したのは②、迫力のある構図は無理だが、なんとかカメラアングルは確保できそうだ。
そしてやってきたSL。すでに暗くなり始めており、コントラストが浅いため、真っ黒なSLの前面がややのっぺらぼう的になってしまった。

郡山へ向けて
郡山へ向けて posted by (C)よっち

通り過ぎた後のSL列車を後追いで撮影。見よ、線路脇に見える人々を。彼らが私に罵声を浴びせたのだ。

線路際には多くのファンがカメラを構えて
線路際には多くのファンがカメラを構えて posted by (C)よっち

撮影地7: 関都-川桁間  撮影地地図

さて、気を取り直して、もう一回だけSLを追い越し、関都-川桁間の踏み切りで撮影を試みる。天気は雪に変わり、すでに午後5時を過ぎており、かなり暗くなっていた。露出が十分ではない。またここにもすでにたくさんのてっちゃんが居座っており、ベストアングルとはいえなかった。

夕暮れ 雪の中を走る
夕暮れ 雪の中を走る posted by (C)よっち

この日はこれで撮影終了。会津若松のホテルに宿泊した。それにしてもこれほどの人出がある撮影旅行ははじめてだった。疲れがどっと出る。

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